NY株式市場は、24日がクリスマス・イブで早締め(Early Closeで14時で終了)、25日がクリスマスで休場ということで、お休みモードに入っています。
サンタクロース・ラリーが来るのか来ないのかという話題がよく聞かれますが、これは年末の5取引日と年初2営業日の市場が上昇しやすいというものです。
今年で言えば、12月24日から1月5日。(そのうち1月1日はNew Year’s Dayで休場)
まあ新年の2日からはともかく、12月中はほぼホリデーシーズンで休暇中の市場参加者も多いため、薄商いが続きます。
したがって、比較的上下に振れやすい状況が続きます。しかも、政治的にも、ビジネスの現場でもお休みモードなので、悪いニュースは比較的少ない。そうした中なので、比較的上昇しやすいというのが実態だと思います。(基本的にポジティブな人が多いので、何もなければ買う方向に向かいやすい、というのが私個人の見方です)
年末から1月2日までの市場も似たような状況が続くかと思います。
このような市場環境では、長期的に意味のある動きを見出すのは難しいかと思います。ゆっくりと来年の市場について考える良い時期かと思います。
概要


NYダウとS&P500が市場最高値を更新しています。S&P500は7000の大台まであと少し(あと1%ちょっとの上昇)なので、市場が薄い中でポジティブな動きがあれば達成してしまうかもしれません。
金利や原油価格はほとんど動いていません。その一方で、金が最高値を更新しています。引き続きとても強い状況が続いています。このままいけば、金は1979年以来の年間の高パフォーマンスになるかと思われます。(1979年は+185.3%)
この影響ではないかと思うのですが、白金や銀も史上最高値を更新しています。二匹目、三匹目のどじょうを狙った動きかなと思っています。
セクターの状況

必ずしもグロース系が走っていなくても、幅広いセクターで上昇がみられることから、S&P500も最高値を更新したということがよくわかります。
米国第3四半期のGDPが予想より強かったことは、インフレがある程度落ち着きつつある中で、労働市場は緩くなっているものの、景気は比較的強い状態が続いているとも読めます。
そうした解釈をすれば、シクリカル系(景気敏感)が比較的強めに出ているのは頷けるところです。
個別銘柄の状況

グリーンでハイライトした銘柄は、この週にAll Time Highと引け値ベースの最高値を更新した銘柄です。
テスラ(TSLA)は自動運転タクシーの話題で買われています。この銘柄は、夢(期待)とCEOのカリスマ性への期待で買われている部分が大きく、通常のバリュエーションでは測れない。特にCEOへのカリスマ性への期待の部分は、熱狂的なファンもいて、理解不可能だが、簡単には崩れそうもない。
マリオット(MAR)、ユナイテッド航空(UAL)、JPモルガン(JPM)など景気の影響を受けやすい企業が大きく上昇しているのは、景気の底堅さを素直に受けたものと思います。
後記
今回がこの週間連ビューの年内最終回になります。
本年もお付き合いいただき、ありがとうございます。
来年も出来る範囲で継続していく予定です。(時々サボります)
良いお年をお迎えください。
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