そもそも投資が人間の本能に反する行為であること、そして、収入から先に投資額を分けて投資に回す必要があること、を満たすためにはどうすれば良いでしょうか?
ポイントは、自分でやらない、もしくは自分でやる部分を極力減らすということです。
出来るだけ考えずに勝手に投資されてしまう、という状況を作ることがポイントです。
これをやってくれる仕組みがあります。
証券会社の自動積立の仕組みです。
投資の自動化の仕組み
証券会社の自動積立の仕組みを使った場合でも、通常は自分でその証券口座にお金を送金するという作業が発生してしまいます。
毎月収入が入ったら、決まった額を送金することが出来る方は、それで結構です。
これも忘れそうだという場合には、クレジットカードで投資できる証券口座もありますので、そちらを選ぶという手もあります。
クレジットカード経由で証券口座にお金が入っていようとなかろうと勝手に投資して、あとで請求をしてくれます。
そして、クレジットカード会社が銀行口座から勝手に引き落としてくれます。
これなら、かなりのものぐさでもおそらく自動積立が可能ではないかと思います。
ステップ①証券口座を開ける
投資をはじめるにあたり、何に投資するかということについては、今後議論していきますが、まず、何に投資するにしても、ほぼ間違いなく必要になるのが、証券口座です。
一長一短あるので、どの会社で口座を開けると良いかは、何をしたいかによりますが、手数料もほぼ同じですし、サービス内容もさほど大きくは変わりません。
インターネットで取引が出来る証券口座であれば良いかと思っています。
ネット経由で全てを済ませてしまう方が手数料なども安いので、自然とネット証券などで選ばれることが多くなるかと思います。
既に口座を持っているならまずはそちらを使うことを前提に考え、これから口座を開くのであれば、利便性から大手のネット証券(SBI証券、マネックス証券、楽天証券など)の中から選ばれると良いかと思います。
クレジットカードを使った自動投資をされる場合には、どの口座でどのクレジットカードが使えるかを調べてから作るのが良いかと思います。
作る際にマイナンバーカードや本人確認するものが必要になります。(写真をアップロードしたりすることで登録します)
口座作成手順は会社ごとに異なりますので、説明を読みながら進めてください。
自信の無い方は、サポートも可能です。(オンラインで画面共有しながら一緒に手続きを進めていきます)
ステップ②投資するものを決める
何に投資するかを決める。これも世の中にいろいろな情報が出回っているので、何をどうして良いか判断できないと思われているかもしれません。
これだけやればすべてOKというものはありませんし、放っておいても構わない、というようなものはありません。
基本は、性質の異なるいくつかのものに分散投資を行うこと。そして、定期的な見直しや微調整が必要になります。
具体的に何に投資したら良いかについては、次回からお話していきたいと思います。
ステップ③自動投資の設定を行う
ステップ2で、自動投資の設定をします。
決めた投資商品(複数)に、毎月何日にいくらずつ投資を行うかの設定を行っていきます。
ステップ④証券口座にお金を入れる(送金する)
必要な資金を定期的に送金する(証券口座からネットバンキングで銀行に送金を行うように指示することも可能です)。
クレジットカードで投資を行う場合は、クレジットカード番号の登録などにより、自動的にカード払いされるように設定を行います。
ここまでやれば、あとは自動での積立投資が開始されます。
積立額を増やす努力をする
これは投資後の話になりますが、収入が増えた場合、臨時収入があった場合には、投資額を増やすことを考えてください。
あるいは支出を絞ることで、投資に回せる資金を出来るだけ増やす努力を継続していけば、目標に達するまでの期間が早くなりますし、あるいは、より大きな資産を作る可能性も上がってきます。
流れがだいたい理解できたと思いますので、次回は具体的に何を買って行けば良いかを考えていきたいと思います。
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